海を利用した健康増進プログラムと水中可視光通信を融合したダイビング開発

~ライフスタイルイノベーション創出推進事業に採択決定~

中核企業株式会社21ざまみ
大学観光科学研究科ヘルス・ツーリズム研究分野(健康医療食と観光創造プラットホーム)
研究共同体マリンコムズ琉球、 国際潜水教育科学研究所

近年のダイビング業界はレクレーショナルダイバー人口の横ばいが続いており、業界全体として新たな取り組みによる市場の活性化が求められている状況にあります。

本事業では「健康・癒し」をテーマに、ツールとしてのダイビングサービスによるライフスタイルイノベーションの提案をしています。当研究センターでは、これまで海水に浮かんで癒される効果や、ダイビングの前後では唾液中の精神特異的ストレス成分が減少したデータなど、沖縄の海を健康資源という視点での新たな価値創出に寄与する基礎研究を手がけてきました。

本事業では、当研究分野が保有するシーズとしてこれらの研究成果や癒しを測定する研究機器、検証デザイン設計を利活用し、水中の静寂性、重力からの解放などダイビングが本来有する魅力との相乗効果が期待できる水中健康プログラムを試作します(水中太極拳や呼吸法の開発を候補)。

ヨガは、肥満予防や精神安定をもたらすことが知られていますが、水中でおこなうことはかつてない試みです。選定委員からの採択理由として、健康という切り口からダイビングに関心の薄い層など新たな顧客開拓への期待がよせられています。

海中で健康癒しプログラムが円滑に行え、適時インストラクタがゲストを指導できるように、マリンコムズ琉球株式会社21ざまみがこれまで開発してきた画期的技術「水中可視光通信装置」機器の最適化を図ることも本事業の大きな柱です。


マリンコムズ琉球提供