文科省科研基盤研究(C)「ヘルスツーリズムのエビデンス基盤構築」が採択

ヘルス・ツーリズム研究分野の荒川教授の研究課題「ヘルスツーリズムのエビデンス基盤構築」が文科省科研費基盤研究(C)に採択されました。

ヘルスツーリズムは、健康産業・健康政策の視点からは時代の健康ニーズに対応する新しい健康増進アプローチと期待されています。こうした中、医科学的根拠に基づくヘルスツーリズムの体系的整理、実証研究は乏しく、学術基盤は脆弱であります。

本研究では、ツーリズムによる健康増進の学術基盤構築の一環として(1)健康効果訴求型のヘルスツーリズムに利用される自然療法、健康プログラムのエビデンステーブル構築(30ジャンルを計画)、(2)我が国の地域特性を活かす島嶼海洋資源活用型のモデルプログラム開発、疫学方法論によるヘルスツーリズムの無作為割付比較試験(RCT)による効果評価の実施、(3)旅行滞在型ヘルスプロモーションという新しい方法論の提示と観光産業への発展的応用に資する学術基盤を確立します。