石垣ウェルネス地方創生インターンシップ(ウェルネス資源開発論)初開講報告

沖縄県石垣市の後援協力を得て、このたび琉球大学キャリア系科目の新設科目として「地方創生ウェルネス資源開発論」を集中講義形式で開講しました(石垣市・島内各所)。本講義は、株式会社ウェルネスメディカル研究所から琉球大学への「石垣ウェルネス地方創生インターンシップ開発事業」事業委託によるプログラム開発によって実現したものです。

【授業概要】
地方創生の切り口として、観光、健康、環境など3K産業や、農業、IT、科学技術イノベーションなどさまざまな分野が想定されるなか、観光産業と次世代ウェルネス産業を中心とした人材育成プログラム(石垣ウェルネス地方創生インターンシップ)を開発、石垣市をフィールドに、地域の企業および行政の協力のもと実施し、観光やものづくり現場が目前にある環境を活かした生きた学びを提供していく。
石垣島のウェルネス資源を全国に発信するために、県内外の大学生に石垣島の1次~2次~3次産業企業にインターンシップを実施。実際に見聞きした新鮮な体験を通して、更なる石垣島ブランドを発見、新たなる観光・素材の魅力を、若き力で発信する企画を企業側に提案しつつ、グループごとに動画配信、SNS等で発信していく。最終日は地元メディアを中心に一般に公開し、地域の視点から講評を得る。
毎年、受入れ先の企業をセグメントして、企業側と学生とのコラボレーションで時代のニーズに見合う新しいブランドPR効果を生み出していくことを目指す。インターンシップ受け入れ企業と学生との出会いが、未来のアントレプレナーを創出する可能性の場ともする。

●インターンシップ企業
平成30年度…6次産業化企業
・農業生産法人ゆいまーる牧場
・株式会社マーミヤ
・農業生産法人株式会社まぁじゅん
●参加大学
・琉球大学、立命館大学、関西学院大学
●最終日グループワーク発表
参加メディア
・琉球新報社八重山支部、沖縄タイムス八重山支部、八重山日報、八重山毎日新聞、やいま企画

変遷激しい国内外市場ニーズを前に大学キャンパス内の資源だけでは生きた学びを提供することはもはや困難です。企業と、地域と、共同でカリキュラムを開発する実践講義として、学内専任教員とともに実務家を講師に擁し、学びの場をヒト・モノ・カネが動く学外に求め、市場動向の最新を捉える機会、企業戦略、地域経営のリアルと成功失敗例を事例に学ぶ機会を創出し、体験型、参加型で、座学、現場視察、実習、演習が一体となった生きた学びのカリキュラムを開発しました。一定の成果評価を得たことから、次年度も開催の方向で計画されています。

主催:琉球大学(国際地域創造学部ウェルネス研究分野・荒川研究室)
共同開発:株式会社ウェルネスメディカル研究所、株式会社医食農戦略研究所
協力:イーストホームタウン沖縄株式会社、農業生産法人ゆいまーる牧場、株式会社マーミヤ、農業生産法人株式会社まぁじゅん
後援協力:石垣市