ゼミ生研究「沖縄の温泉」情報ページ完成

ヘルスツーリズム、ウェルネスツーリズムを構成する主要メニューとして「温泉」は日本では最も多いプログラムです。わが国は源泉数28,000を超える世界有数の温泉大国であり、古来より温泉を重要な保養と健康医療の資源として活かしてきました。全国各地の温泉はそれぞれの環境と気候上の特性を持ち、地域独自の文化風土と相まって、その土地ならではの健康プログラムの開発が可能です。

温泉源泉数、温泉利用施設数は圧倒的に少ない沖縄ですが、沖縄県の統計では2014年7月時点で14の温泉情報が登録されています。わたしどもは2017年12月現在で新規に2温泉施設を確認したうえで、沖縄の温泉情報ページを完成しました。

沖縄県北部地域1件
〃 中部地域 4件
〃 南部地域 6件 (うち2件は同一源泉を利用)
〃 宮古地域 3件 (うち2件は同一源泉を利用)

沖縄には本土のような火山性の温泉はなく、1,000m以上の深さまで掘削し、地下深くから汲み上げるという大深度掘削によるものです。沖縄の温泉成分は地下深くの地層の中に閉じ込められた太古の海水(化石海水)を汲み上げることで、海水が断層や破砕帯を通して時間をかけて地下にしみ込んだもので、ナトリウム―塩化物泉が主流となっています。

トップページのメニューから「沖縄の温泉」でご覧ください。
→沖縄の温泉について/沖縄県の温泉利用施設名・泉質/沖縄の温泉利用状況/各温泉施設の写真
(写真上:シギラ黄金温泉(宮古島)、写真下:瀬長島温泉(豊見城市))

謝辞: 本稿作成にあたり快く取材ご協力および写真ご提供いただきました沖縄県内温泉施設の皆様に感謝申し上げます。本情報は琉球大学荒川ゼミ第9期生・阿部稔史/安藤賢司/宮平栄樹/レイ舞/安里梨乃/安藤あかり/喜屋武裕乃/新城望/砂川彩希/堀愛実/のフィールド取材を基に完成しました。