沖縄の温泉に関する基礎的研究(A Study on the Status of Okinawa Hot Springs (ONSEN))として、当ウェルネス研究分野では沖縄県内の温泉数、成分、現地視察、観光との関わりに関する調査研究をすすめてきております。研究分野スタッフおよび荒川雅志教授、共同研究者の韓国東亜大学カンヒョンスク教授では沖縄の温泉の最新20箇所について2020年5月から8月にかけてすべて訪問し調査を行いました。このたび最新情報をアップデートしましたので一部公開します。

■沖縄温泉の分布
令和4年3月31日時点で20の源泉が確認。

【沖縄本島北部地域(1温泉)】
ジュラ紀温泉・美ら海の湯

【沖縄本島中部地域(9温泉)】
伊武部温泉
タイガービーチ温泉
山田温泉
ギンバル温泉
伊計島温泉黒潮の湯
老健施設内利用・未公開
北谷温泉
ちゃたん恵み温泉美浜の湯
エナジック天然温泉アロマ

【沖縄本島南部地域(6温泉)】
那覇天然温泉美人湯
ロワジールホテル三重城温泉
太古海水温泉若水の湯
瀬長島温泉
沖縄逸の彩深層水温泉
南城ゆいんち温泉琉球やはらの湯

【宮古地域(3温泉)】
宮古島温泉
宮古R-1号井
宮古島シギラ温泉

【八重山地域(1温泉)】
西表島温泉

■沖縄の温泉の泉質、成分分析
沖縄の温泉成分は、地下深くの地層の中に閉じ込められた太古の海水(化石海水)を汲み上げることで、海水が断層や破砕帯を通して時間をかけて地下にしみ込んだものが主です。含よう素-ナトリウム-塩化物強塩泉が最も多く5源泉、次いで、ナトリウム塩化物泉が3源泉、ナトリウム塩化物強温泉が2源泉、ナトリウム塩化物強塩泉が2源泉、ナトリウム-炭酸水素塩泉が2源泉となっています。これら以外は、ナトリウム塩化物温泉、ナトリウム-塩化物強塩温泉、単純温泉(低張性・中性)、単純温泉(低張性・弱アルカリ性)、単純温泉、温泉法第2条の該当する温泉(炭酸水素イオンが該当)がそれぞれ1箇所ずつとなっています。

沖縄らしい温泉の研究(写真提供:(上)南西楽園リゾート・シギラ黄金温泉、(下)ユインチホテル南城・猿人の湯)